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超・怖い話体験談、その7

その後何回か引っ越しをして、仕事場と自宅を分けた。
その自宅にしたマンションでの事。
玄関からリビングに向かって廊下があった。
奥さんが、その廊下の所に何か立ってる、と言った。
それも何回も。
たまに廊下とリビングのドアの所で、変な音がしていた。
木がきしむような、ピシィとかパキィと言うような音がしていた。
俗にいうラップ音?かな、と思っていた。
その音がすると、奥さんはよく誰かが歩いているのを感じると言った。
奥さんは多分オレより霊感が強い。
だから感じるのだろう、と思っていた。
そんなある日、仕事を終えて帰って来て、夜中にふとんに入った。
リビングの隣の部屋だ。
頭をリビングに向けて寝ていた。
オレの左側に奥さんが寝ていた。
オレの右側の頭の横に、誰かが立っていた。
まったくの突然だった。
黒いもやのかたまりが立っていて、オレを見下ろしていた。
男の人だった。
夢でも見ているのか、とぼんやりとオレはその男を見上げていた。
そうしたら、その男は「お前の父親を××してやる」と言った。
××は、はっきりと聞こえた単語なんだけど、ちょっと伏せさせてもらう。
で、それを聞いたオレは、かーっと頭に血が上って「出来るものならやってみろ」と心の中で叫んだ。
瞬間。
男の目がぎらりとオレを睨んだ。
耳鳴りがして、重低音がオレを襲う。
耳の奥にまでブウ〜ンという音が入って来て、気圧が変わったような感じになった。
ピシィ、と金縛りがオレの体を締め付けた。
うわあっ。
まるで絞られるような締め付けるような、きつい金縛りだ。
声も出せない。
立っている男の目だけが見えた。
あとは人の形をした闇だった。
気が付いたら、誰もいなかった。
金縛りも解けていた。
眠っていた感じではない。
確かに起きていた。
あたりを見回したけれど、何もなかった。
嫌な汗が流れているだけだった。
後日、奥さんがそのマンションの玄関を写真に撮ったら、変な感じの光のもやが写りこんでいた。
実際の色とは違う色になって写っていたドア。
気持ち悪かった。
この写真については、もっと違う事があったから、また改めて書く事にしよう。
ちなみに、父親は健在である。

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