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超・怖い話体験談、その8

鬼神童子ゼンキがアニメになった時。
ソング集が出る事になって、原作者の谷氏とアシスタントと奥さんとオレで見学しに行った。
影山ヒロノブさんの挿入歌の録音だった。
オレは、影山さんのファンだから楽しみだった。
音楽を聞いて、影山さんの練習を聞いて、かっこいい歌だけど、哀しげな感じだなあ。いい歌だなあ、なんて思いながら聞いていた。
そしたら、谷氏と番組プロデューサーが何か感じるねなどと話していた。
レコーディングスタジオっていろいろあるみたいだからなあ、と話していた。
で、本番の歌入れが始まった。
影山さんが、少し歌ったところで、影山さんの声が聞こえなくなって、録音が止まった。
どうしたんだろうと思っていると、影山さんがマイクを指差してぱくぱくしていた。
マイクがおかしいみたいだった。
影山さんの声を拾えなかったのだ。
新しいマイクに代えて、歌入れが始まった。
しかし。また、影山さんの声がマイクに入らない。
CDのディレクターさんが、そのスタジオにあるマイク全部を試したんだけれど、全部が全部、影山さんの声をうまく拾わなかった。
おかしいなあ。こんな事ないのになあ、とディレクターさんは首をひねり、一休みしする事になった。
谷氏と番組プロデューサーが、録音ブースの隣の部屋を指差してこう言った。
「あのピアノの所に、女の人が立っている」
オレやアシスタントや奥さんには何も見えなかったけれど、隣の部屋のピアノの所は薄暗く、微妙に気持ち悪かった。
差し入れに買って行った、お菓子をスタジオにお供えして、休憩が終わった。
マイクが壊れてるなら、そのまま録りはできなくなってしまう。
でも、すんなりと影山さんの声はマイクを通して聞こえてきた。
直った。
というか、録音出来るようになった。
とても不思議だった。
その挿入歌の曲が哀しげだから、引き寄せられたのか?
それとも、そこにいつもいるのか?
音が出なくなる、という現象を何十人もの人が体験した録音だった。
ちなみに、谷氏はかなり霊感が強い。
心霊体験を山ほどしているすごい人だ。
だから、ピアノの所の女の人と言うのは、本当にいたんだろう。
レコーディングスタジオって、本当に何かが起こるんだ、と思った。

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