« 超・怖い話体験談、その14 | トップページ | 超・怖い話体験談、その16 »

超・怖い話体験談、その15

怪奇まんだらという怪談まんがを書いていた時の事。
その日は、第2話の下書きをしていた。
クライマックスの見開きの怖いページを書こうとして、ネーム(まんがの設計図みたいな、簡単な絵で書いた物)を見たら。
そのネーム、見開きページの真ん中よりちょっと左寄りに霊の顔を大きく書いていたんだけど、その霊の顔の所に。
真っ黄色のしみがついていた。
直径10センチくらいのしみが丸くついていた。
何だこれ?
ネームをやっている時にはついてはいなかったから、ネームが終わってから下書きに入るまでの間についたのだろう。
においはないし、ただ黄色いだけだから、まあいいか、と下書きを続けた。
下書きを全部終え、頭からペン入れをして、見開きページのペン入れまで終わらせた。
そこで、ふと黄色いしみのついたネームの事を思い出した。
ネームを引っ張り出して見たら。
「しみが消えてる!」
うそだろ。
あんなにくっきりついた黄色いしみがきれいさっぱり消えていた。
変だな、おかしいなあ。と思いながらも、いいか、とネームは片付けた。
で、ペン入れが完成した原稿は、使ってない机の上に乗せて、一番上に見開きページを乗せた。
そのままペン入れを続け、寝る時間になったから仕事を切り上げた。
寝る前に原稿のチェックだけして、書き忘れがないか、見ておこうと見開きページに目をやったら。
水たまりが原稿の上に出来ていた。
ぎゃー。うそー。
青くなった。
見開きページの真ん中より左寄りに書いた霊の顔の上に直径10センチくらいの水が乗っていた。
本当に乗っているって感じだ。
水滴が山盛りになっている感じだ。
しかもそこは、ネームの黄色いしみのついた場所。
あわてて、水を拭き取った。
なんとか書き直しにはならなかったけど。
紙がべこべこになってしまった。
なぜ水が?
しかも、ネームのしみと同じ場所に。
ぞ〜っとしながら上を見た。
クーラーが動いていた。
そうか、クーラーから水が落ちたのか。
クーラーを拭いた。
水滴がついていたから、多分原因はこれだろうと納得した。
が、そんな大量の水って落ちるのか?
その後も水が落ちるといけないと思い、毎日クーラーをチェックしていたんだけど。
あの日以外は水は落ちなかった。
たった1回、見開きページの原稿の上に。
ネームのしみと同じ場所に。同じ大きさで。
水たまりのように大量の水が。
落ちた。
どういう事だろう。
ちょっと怖くなった。
もちろん怪奇まんだらのコミックス1巻に第2話は収録されている。
原稿はべこべこだけど、印刷されたらそのべこべこはわからなくなったから良かったけどね。
でも誰かの持っている本のその見開きページにしみがついていたら…。
まだそんな話は聞かないけど。

|

« 超・怖い話体験談、その14 | トップページ | 超・怖い話体験談、その16 »

不思議」カテゴリの記事